株式会社リケン

ピストンリング博物館

機能を満たす技術

C-4 熱伝導性

ピストンの熱をシリンダーへ

ピストンは、高温の燃焼ガスに直接に接します。下図はエンジン内部の各部温度を示していますがピストンリング近辺で、184℃~201℃にもなっています。

熱伝導性

熱が下へ逃げていくのには距離があります。そこでピストンリングが、水冷もしくは空冷で、十分に冷却されている最寄りのシリンダーに熱を伝える仲介をするのです。

下図はピストンからの放熱、熱伝導のデータです。

ピストン各部放熱割合

この図は、1,500rpm(無負荷運転)でも、3,000rpm(全負荷運転)でも、ピストンリングによってピストンからの熱の70%程度を放熱していることを示しています。
ピストンリングは、ピストンとしっかり接触し熱を受け取ります。また、シリンダー壁にもピッタリ接触して熱を伝えます。

こういう熱伝導の働きで、ピストンリングもピストンも、冷却を受けているため、これらの熱バランスを考慮して、最適な材質、寸法などが選定されています。