「言葉」「文化」の壁を越えていく

学生時代は何を学びましたか?

中国語漬けの毎日でした。上海留学中は直接的なコミュニケーションやトラブルに遭遇するなど刺激的な日々を送っておりましました。大学院時代は日本の傀儡政権下の中国の女子教育について研究する傍ら、留学生交流会館に住み、各国の留学生たちをサポートするチューターとしてアルバイトをしました。

リケンを選んだ理由は?

採用ホームページを見ると、海外志向の強い人が多いように感じ、興味を持ちました。本社を見学した際には、男性比率の多い職場の中、女性が生き生きと働いている様子が感じられました。面接時間が他社に比べて長く丁寧であったことも印象的でした。
制度の面においては、新人研修が非常に充実しており、個々のキャリアプランを応援する仕組みがあることに魅力を感じました。

現在の仕事内容は?

国内・海外の顧客である舶用メーカーの受発注業務・納期の調整など納入管理業務全般を担当し、会議の通訳も行っています。
また、陸舶部品の営業活動も行っています。それぞれの顧客ニーズに対応した仕様・価格を提案し、新規開発品の拡販活動を行うことが役割です。
受発注業務では数字を扱うので神経を使いますし、営業としては自分がどれだけ売り上げに貢献できるかを考えると、身が引き締まる思いがします。

いちばんうれしかったエピソードは?

現在の部署に異動して間もない頃に、上司から「欠点の無い完璧な人間は存在しない。長所を伸ばすようにして自信をつけ、欠点を出来るだけ克服すれば良い。同じ船に乗る同志と思ってほしい」と言っていただいたことです。経験不足で緊張の多い毎日でしたが、周囲の力を借り、チームとして物事に臨むことの重要性に気づかされました。

自らの成長につながったエピソードは?

入社後は柏崎工場で半年間を過ごしましたが、この間に中南米から来た研修生の通訳を務めたことがありました。私は学生時代に培った言語だけでなんとか伝えようとしましたが、工場の方々は身振りや態度でも作業内容を悠々と伝えられているようでした。物事を伝える上で、言葉以上に相手の理解度を適切に把握し、十分な経験と伝える熱意が、何より重要であるということを学びました。
この様子を見て、言葉で物事を伝えられる・相手に理解してもらうスキルももちろん大切ですが、現時点で相手がどのくらいその作業に関する知識があるのか把握できる経験と、説明や意見を伝えようとする姿勢(態度)も重要だということを学びました。

リケンの魅力は?

リケンの社風には、一人ひとりの個性や長所をつぶさずに伸ばし、フォローもしてもらえる安心感があると思います。多様性が尊重され、自分のやりたいことに挑戦できる文化もあります。リケンという会社を知った頃は、多くの自動車、船や施設に関わっていることを知って驚きました。自動車に限らず、船舶など幅広い分野へも製品を供給しているので、将来性もあると思います。

今後の目標は?

言葉や文化の壁を越えて架け橋になることが最大の目標です。一つの会社であっても、部署や人が変われば仕事のやり方や風習が大きく異なります。そのうえで、相互理解を深め、個々の強みを引き出していくことで、一つの強い組織として結束できるよう尽力できればと考えています。また個人としては、海外関係の仕事に携わり、専門性を高めていきたいと思います。

  • 営業本部 神奈川営業部 営業課
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