工場を動かすのは、営業です。

どんな学生時代でしたか?

勉強、サークル、アルバイトとごく一般的な学生生活でしたが、大学4年の時に挑戦した海外一人旅が学生時代最大の思い出です。大して語学力もないのにヨーロッパ8ヶ国をバックパックで1ヶ月周遊し、宿泊は敢えてユースホステルを選び世界各国の人と交友する経験をしました。大変な思いをすることもありましたが、今思うとこの経験が自身を大きく成長させてくれました。

リケンを選んだ理由は?

学生時代に自動車に関連するアルバイトをしていたこともあり、自動車メーカーを中心に就職活動を進めていました。ある時、自宅に一通のDMが届き初めてリケンの存在を知り、会社説明会に参加。そこで部品メーカーも重要な役割を持っていることを聞き、興味を持ちました。最終的には面接等対応して下さった人事の方がどの会社よりも丁寧で、かつ会社もアットホームな感じで安心出来たのでリケンに決めました。

現在の仕事内容は?

自動車メーカーの営業担当です。7年間は国内営業に在籍し、現在は米国販社のRiken of America,Inc.に出向しています。ピストンリング、シールリング、鋳鉄ナックル、カムシャフト等の当社の主要製品を取り扱っており、営業の実務はこれら製品の新機種の受注、開発、量産品のフォロー等を行います。取引以外の製品については、新規拡販(参入)を目指す活動をしています。新機種の受注業務ですが、一般的には製品仕様、コストで競合他社とコンペを行い、より優れた提案をしたメーカーにML(メーカーレイアウト)が与えられます。MLを獲得した場合開発、量産、補修と長期間お客様とパートナー関係になることが出来るため、このML選定は営業にとって最重要案件であり、技術部門と一丸となって取り組んでいます。ML受注後は量産仕様を決定していくために開発業務に移行していきます。営業がお客様の要求仕様を工場へ伝えるのは当然ですが、お客様により良い車両開発をしていただくために、情報収集を行いニーズに沿った仕様提案、試作品の手配をします。その他、量産後の納入管理、品質保証の点についても営業主導でお客様対応を進めています。

いちばんうれしかったエピソードは?

私が営業に配属されて初めて担当したメーカー窓口の方と大変友好的な関係を築けたことが一番の思い出です。私は工場で2年間生産管理の仕事をしてから営業に配属されましたが、営業の実務は全てが新しいことばかりで大変苦戦し、お客様に迷惑を掛けたこともありました。しかし、そのお客様は新人の私に対し仕事の進め方や、そのメーカー社内のことについて丁寧に教えて下さり、更にはプライベートのことまで相談に乗っていただける間柄になりました。私が別メーカーの担当へ変わった際、『本当によくやってくれた!』と一言いただいた時は本当に嬉しかったですし、仕事は対会社ではなくどこまでも人と人との関係が大切であることを学びました。

リケンの魅力は?

リケンの行動規範に「オープン(情報を広く共有し、論議をつくそう)」とあり、年齢、役職は関係なく社員一人一人の意見を大事にしてくれる会社だと思います。営業はお客様からの要求を代弁し工場へ伝えますが、要求内容次第では工場と意見がぶつかり合うことも多々あります。しかし、難しい案件ほど社員一人一人の意見をもとに課題解決をしていくことが大切。私の上司は重要な案件であっても私の意見を必ず聞き、その後に何が一番良い方法か議論をさせてくれます。

今後の目標は?

自動車業界は100年に一度の大変革期を迎え、当社も過去の成功体験にとらわれることなく、業務改革や新製品開発に全社を挙げ取り組んでいます。私自身は米国駐在で培った経験を生かし、世界どこでも活躍できる営業マンになること、そして日々変化する時代に取り残されることがないよう常に自身を磨き、リケンの新時代を支えるリーダーへと成長していきたいです。

  • 営業本部 神奈川営業部 営業課
  • 舶用・産業事業部 営業課
  • リケン オブ アメリカ 出向
  • 国際事業本部 海外事業部