ディーゼルエンジン用ピストンリング
位置(Position) | 形状(Configuration) | 材質(Material) | 表面改質(Surface treatment) |
---|---|---|---|
Top | Steel | Chromium Plating Ion Plating Gas Nitriding |
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2nd | Cast Iron | Chromium Plating | |
Oil | Steel | Chromium Plating Gas Nitriding |
ディーゼルベント-M(D・V・M)
"ディーゼルベント-M"オイルリングは、多くのベンチテストや実車テストにより、従来の鋳鉄製オイルリングでは得られない高性能を長期安定的に発揮することが実証されています。
特長
- オイルコントロール作用が良好でオイル消費が少ない。
- 鋳鉄製オイルリングに比べ"ディーゼルベント-M"は、真円度が良好で、柔軟性がありシリンダ壁に対しての追従性に優れます。また、面圧変化に対しても機能低下を起こさないので、理想的なオイルコントロール作用が長期安定的に持続し、オイル消費が大幅に低減されます。
- 品質が安定して、信頼性が高い。
- 量産に適した構造をもち、高精度の加工ができることから、高い品質が安定して得られます。
また本体をスチール化したため、取扱い中に発生する折損や、組付けの際に生ずるクラックなどの心配がありません。 - 軽量でフリクションロスが少ない。
- 鋳鉄製に比べ35~45%も軽量にできることから、しかもシリンダ壁への当り面が小さく、張力の絶対値を低く設定できます。
また、薄幅化や上下レール間の距離の縮小により、更に低い面圧でも機能低下が少なく、フリクションロスの低減やオイル消費量の低減にも寄与します。